2019.10.30.WED.

はじめまして、ドッググルーマーの安部まゆこです

自己紹介

文=ドッググルーマー 安部 まゆこ

長年、犬の保護活動やボランティアトリミングをしてきたドッググルーマーの視点からenkaraのヨミモノに寄稿させていただくことになりました。 まず今回は私自身の自己紹介をさせていただきます。

ドッググルーマー
安部 まゆこ - Mayuko Abe -

ドッググルーミングサロン「dog room Azuan」オーナー

  • ボラトリJAPAN 代表
  • わんにゃんサポートクローバーの会 副代表
  • foster salon Japan メンバー

小さな頃から生きものが好きでよく仔猫を拾ってきました。
公園に鳥籠ごとヒヨコが捨てられていて、自宅に連れて帰ったらすくすく育ちニワトリになったり、蛇を拾って水槽で飼ったり___と、今思い起こせば、飼育した生きものは数えきれません。
中でも小学5年生の時、母に頼んで買ってもらったヨークシャーテリアが私の人生に大きな影響を与えました。
高校卒業後、進路を決める時に「犬が好きだから」と言う理由だけで、なんとなく選んだのがグルーミングスクールでした。
その時から、私のドッググルーマー人生が始まりました。

結婚、出産、育児というライフステージの頃は、ご近所の犬たちのお手入れ程度にグルーミングのお仕事をしていましたが、ハサミを置くことはありませんでした。
子どもたちが成長をし、自宅サロンという形で仕事を始めた頃に“ボランティア“のことを知りました。

犬が迷子になる→保護される→保健所に行く→飼い主が見つからない→殺処分

全く知らない世界がそこにあり、大きなショックを受けました。

そこに携わっている動物保護団体の存在を知り、手当たり次第、保護団体に「私にできることはシャンプーです!無償でやります!レスキューのお手伝いをさせてください」とメールを送り、私の保護犬ボランティア活動がはじまりました。
今から20数年前のことです。

あれから多くの人たちと出会い、同じ想いの仲間が広がり、行政施設の動物愛護センターや保健所、また個人の飼育崩壊現場などでボランティアトリミング(通称:ボラトリ)に参加してきました。
今では、ボラトリという言葉や活動も少しづつ広まりつつありますが、一般の方々にはまだまだ伝わっていません。
今後グルーマーが保護犬たちにできること。そして、ボラトリの活動についても少しづつお話しさせていただけたらと思います。

現在は、保護団体を立ち上げ、殺処分前の犬をセンターから引き出し、新しい家族と繋ぐ活動をしながら、犬たちのケアをしています。
老犬や疾患、もうそう永くないかも…という様々な犬たちの現実がある中、そのまま自宅で家族として迎えることもあります。
自宅サロンの傍ら動物病院でもお仕事をしているので保護した犬が病気になったり、継続的な治療が必要な場合でも相談に乗ってくれる心強いひとが常にそばにいるのは強みでもあります。

捨てられた犬、猫。
繁殖場から救われる犬、猫。
保護された動物が今まで過ごしてきた場所やその理由は様々ですが、
救われた命、その命を豊かに、そして穏やかに愛情にあふれた時間を感じて欲しいと願い、日々学びながら活動していきたいと思っています。
このenkaraを通じてドッググルーマーという視点で広く何かをお伝え出来たらと思っています。

私が考えるドッググルーミング

グルーマーの行うシャンプーとカットは、獣医師よりもその犬を理解してあげられる施術だと思っています。
皮膚の異常、耳の疾患、関節の異常、被毛の変化、グルーミング中の変化など…
飼い主さんとワンちゃんとの橋渡しになります。
例えば「最近わがままで…」とか、その犬の変化を勘違いしている飼い主さんにアドバイス出来ることもありますし、体調面での変化を感じた時は「病院に行ってみたら?」とアドバイスする時もあります。
そのためにも、ドッググルーマーは皮膚病や伝染病の事、犬の行動学など、カットだけではなく多角的に勉強が必要だと心がけています。
私のスローガンは、『犬の気持ち第一主義』です。
そこに繋がるグルーミングが私の考えるドッググルーミングです。

様々なお話をさせていただくのを楽しみにしています。
今後、よろしくお願いいたします。

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